現在地 : ホーム > 日本旅行記 > 青森県,恐山,大間

青森県, 恐山・宇曽利山湖

青森県:恐山の宇曽利山湖
恐山の宇曽利山湖
青森県:恐山奥の院
青森県:恐山奥の院
恐山奥の院

昨夜は種差海岸から出て夜遅くまで下北半島の左海岸を車で走り、どこで車を止めて寝たのかよく覚えてないけど、朝になって目が覚め恐山に向かった。日本観光の本で恐山について聞いた事はあるけど当時はあんまり興味もなく、ただ今私が恐山に向かっている理由は、北海道行フェリー埠頭に行く途中にちょうど恐山あるからだ。せっかくここまで来て恐山を見ないでそのまま函館行きのフェリーに乗るのはちょっと損しているような気がしたからだ。

恐山に来るずっと前から硫黄の匂いがすごかった。こんな経験は私にとっては初めてだ。硫黄の匂いのおかげで早く恐山に行きたい気持ちになってきた。恐山には変な形の銅像がやけに大い。正直に言って新興宗教みたいだなぁと感じた。それでも年寄りの人には人気があるらしく、駐車場には朝から観光バスが2、3台ほど到着し、バスの中からおじいさんおばあさんの観光客が降りてきた。

恐山には、うそりやまこ(宇曽利山湖)という湖があり、宇曽利山湖は酸性が強くて生物が生きられないらしいけど、小さい一種のさかなだけは生きているとテレビで見たことがある。しかし湖の中へ流れていく硫黄を見るととても生物が住んでいるとは考えられなかった。

恐山奥の院を一回りしてから、早速恐山温泉に入った。恐山温泉は、お寺に入場料を払って入った人には無料だった。もともと恐山温泉は混浴風呂があることで有名らしい、この日は混浴風呂は工事中だった。風呂に浸かって見たら、お湯はちょっと温めで、入った途端肌がすべすべになって来た。5分くらい浸かっていたら指輪が真っ黒になってしまった。最初は何でだろうと思ったけど、硫黄のせいだと分かって不思議だなと思った。恐山温泉には観光客は入って来なく、ずっと自分一人しかいなかったので、写真を撮ったり何度も風呂に入ったりしながら、タオルを硫黄で消毒するかのように洗ってからでた。

大間港の函館行きフェリー

青森県:大間崎
大間崎

恐山から車で山の道を約30分ほど走ると大間港に出た。車の中に恐山温泉水で洗ったタオルを干していたら硫黄の匂いでいっぱいだった。髪の毛も柔らかくなっていた。大間港には青森県の最北端にあるフェリー埠頭があり、青森の大間と北海道の函館を結んでいる。車を運ぶと運転手は無料で、学割してもらったのにそれでも函館までの料金は1万円を超えた。大間の津軽海峡では昔マグロの漁が盛んだったらしく釣り専門のチャンネルで大間のマグロ漁師の話を見たことがある。大間から函館まではフェリーで約4時間ほどかかるので、船室に入りノートパソコンやデジカメのバッテリーを充電しながら居眠りをしている内に函館港に到着した。函館港からはずっと北海道道南の海岸線に乗って松前に向かった。

東日本フェリーは廃業(2008年)し、現在は 津軽海峡フェリーとして青森と函館を結んでいる。

青森県八戸 北海道函館・松前