青森・弘前
函館からフェリーで青森港に到着した。今回の旅行を始める前にモバイルインターネットを契約したけど青森に来て添付ファイルを送ろうとしたらデーターの量が重いためか送れなかった。仕方なくネットカフェを探してメールを送ってから弘前に向かった。夜になって弘前駅に到着した。青森県の一番の目的地は白神山地(白神山地の写真)だ。青森に来たのも弘前に来たのも白神山地へのルートの中に含まれているからだった。モバイルインターネットがうまく使えたら弘前にはもう少し早い時間に着いて、桜で有名な弘前城にも寄ったはずだけど、すでに夜の8時過ぎで弘前駅周辺をざっと見回るだけだった。せっかくここまで東北の弘前まで来たからには弘前では何が有名なのか知りたいと思って、弘前駅でせめて観光用パンフレッドだけでも見ようと思った。多分いままで色んな地域のパンフレッドをもらってきた思う。
しかし、一日で何箇所の町を見回るスケジュールだったのでゆっくりパンフレッドを見る暇もなかった。弘前には2時間くらいしかいなかった。その中の30分は弘前駅だった。駅の中をきょろきょろしていたら女の子が電車を待っているのか、人を待っているのか、とにかく何かを待っていた。顔も見てないけど、後姿が可愛いなぁと思ってこっそり写真を一枚だけ撮っちゃった。弘前から車を走らせ白神山地に向かった。途中のコンビにーでまたビールと弁当を買って、やっと12時頃に白神山地の入口に到着した。弘前から伸びている青森県道28号線は白神山地を縦断する唯一の自動車道路だ。途中の道にはいくつかの小さい温泉町もあった。青森県道28号線は道路も狭く、夜だったので道にも迷ったりしたけど、夜12時頃になって白神山地の入口であろうアクアグリーンビレッジANMONにたどりついた。暗いなか道に迷って細い道を何回も戻ったりしながら奮闘してきたのだ。駐車場に車を止めて車の中でお弁当を食べた。魚定食の弁当だったため生くさい匂いがしたからゴミを車の屋根に置いて寝た。
白神山地
朝起きたら車を止めた所は大きい駐車場の中だった。目の前に白神山地の関門と言える建物があって遊園地まで装備していた。ゆっくり起きて建物の中の自販機から飲み物を出して近くの登山路を散歩する事にした。登山路を歩いてしばらく奥の方に入ったら、白神山地の名物である「ブナ」の木が見えた。白神山地はブナの生息群落地で世界自然に登録されていて、写真は見たことあるけど実際に見たのは初めてだ。 白神山地の写真
車にもどり白神山地の青森県側の入口からどれくらい山の道を走ったのか分らないが、道は砂利道でくねくねしていて速度は出せないし、時速20キロくらいの低速で2時間くらい走ったら、車が助けてくれ!って言っているような感じがしたのでちょっと休む事にした。私の愛車スバルレガシーは車体中にホコリをかぶって、エンジンからは熱い熱気を出していた。いままでなんとなく車を走らせてきたのに、この時はじめてありがたく苦労させて申しわけないと思った。
山の道は車一台がやっと通るくらいの広さで、自分の目には白神山地のパノラマが入るけどカメラに収めようとするとアングルに入らなく撮影モードをパノラマに変えて撮った。遠くに見える山にはまだ雪が残っているのが見え、道沿いにも日陰には所々私より2,3倍の高さの雪の塊が残っていた。白神山地は青森県と秋田県をまたがって位置している。今回私が通った青森県道28号線は、青森県の弘前からおよそ60キロくらいの山道を走って、秋田県側の白神山地に通り抜けるルートなんだ。
約2時間ほど走ると言うか時速20~30キロくらいの速度で山道を走って白神ラインに出た。ここからは道路が部分的に舗装されていたし下り坂が多くて少し楽に運転する事ができた。全部で4時間くらい走ったのかな・・・白神山地を縦断し青森県岩崎の海岸に出るまですれ違った車は6,7台くらいしかなかった。海岸線に出てからは秋田県に向かって走るだけだった。けど今までとは違って車のエンジンの音が全然聞こえないし、海岸の景色が綺麗でとても快適なドライブだった。