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函館

函館:函館山から見たパノラマ
函館港

大沼公園を出てなんとか暗くなる前に函館に着いた。函館山の下にある駐車場に車を入れてケーブルカーに乗って函館山に登った。しかしかなり高い料金(たしか2000円以上)を払って行ったのに霧で景色がよく見えない。この調子だと夜景は無理かなと心配しながら、展望台のレストランで夕食を食べながら、函館の街の明かりが灯るまで待った。しかし霧がもっとひどくなって夜景どころか自分の足すら見えないほど霧がどんどんひどくなってきた。あきらめて下に降りるしかなかった。ただ夜10時以降は車でも無料で入れると言うので、夜になってからもう一度函館山に登る事にした。

夜が更けるまで、函館山の中腹のあっちこっちを見回った。西洋風の建物が綺麗にライトアップされていて、函館山から見る100万ドルの夜景がだめなら函館の街並みの夜景でも撮って帰らなくてはここまで来た意味がないと思い写真を撮ることに夢中になっていた。修道院や聖堂の写真を撮って坂道を降りている内に、修学旅行で来ているような、ある学生の団体旅行のグループが見えた。ガイドさんの説明を聞いていたら、ドラマにもよく写る函館の有名なスポットらしき話をしていたので、旅行グループが去るのを待って写真を撮った。旅行から帰って「ランチの女王」を見ていたらここが映っていたのでちょっと嬉しかった。

函館山からの夜景が駄目かもりれないからその代わりにたくさんの所を見ようと思って函館港の方を歩き回りながら写真を撮っていたら、後ろから人の声が聞えてきた。振り向いて見たらタクシーが一台止まっていて、運転手さんが私に声をかけていた。そのタクシー運転手さんは写真が趣味で、私に良いところを教えてやるから来てって手招きをしていた。タクシーに乗ると、助手席の前の引き出しからアルバムを出した。函館の写真で一杯のアルバムだった。函館の夜景はもちろん、聖堂、冬の函館など・・・本当に綺麗な写真ばかりだった。

彼が教えてくれた穴場の写真スポットは函館港の倉庫群にある赤レンガの写真だ。この赤レンガの建物の周りには、ヨートが停泊していてレンガ造りの建物や明かりの景色が落ち着いた雰囲気の場所だった。この辺でたくさんの写真を撮ったけど写真撮影についてあまり詳しくない私だから、後でパソコンに取り込んで見ると、たくさん撮った分には綺麗に写っていなかったので少し残念だった。しかし、写真を撮っている時は、本当に夢中になっていたのでここを教えてくれたタクシー運転手さんには感謝している。彼が直筆で書いてくれた名刺ももらったけど、函館からも1カ月ほど旅行をしている内にどこにしまったのか分らなくなってしまった。

夜10時頃になったらまたすごく腹が減った。写真を撮るために散々歩いたからだ。夜10時からは車でも函館山に登れるから、コンビにーで弁当を買って函館山に向かった。頂上でビールを飲みながら車の中でお弁当を食べなばら霧が消えるのを待った。しかしいくら経っても霧はますます濃くなるばかりだった。しかたなく函館山を降りることにした。 しかし降りて行く道でびっくり仰天。登る時は見えないから気がつかなかったけど函館山中腹には霧がかかっていなかったのだ。やった!と思い車を止めて夜景を眺めた。いつの間にか人が増えて夜12時を越えているのに10人ほど集まって来た。これが函館の百万ドルの夜景か・・・函館山の頂上から見ることはできなかったけど、これだけでも充分函館に来た甲斐はある。

函館の夜景を見たらもう夜明けの4時頃になっていた。まだ五稜郭は見てないけど、日本一の函館山の百万ドルの夜景も見れたし、五稜郭を見るためにもう一泊函館に泊まるのはこの先の旅行が長い。こう思って函館港の青森行きフェリーターミナルに行き、切符を買って置いて車の中でちょっと寝た。 午前11時の切符だったので、5時間ほど寝たんだろう。函館港からフェリーに乗って4時間ほど行くと青森港が見えて来た。もっと違う場所を見たくて北海道に来る時は青森県の大間からフェリーに乗ったけど帰る時は青森港行きのフェリーに乗った。

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