丸亀城/丸亀市 “扇の勾配”と形容される4段階に積み上げられた高さ60mにもおよぶダイナミックかつ優雅な日本一の石垣で知られる名城。国指定の史跡。慶長2(1597)年に生駒親正により築城され、その後幾多の歴史を経て明治時代にいたるまで京極氏の居城となっていました。3重3層の天守閣は現存する木造12天守閣のひとつで貴重な存在。天守閣・大手一の門・大手二の門は国指定の重要文化財。
塩飽勤番所/丸亀市 備讃瀬戸一帯に浮かぶ塩飽諸島を根拠地に、優れた航海技術をもち活躍した塩飽水軍。塩飽勤番所は、その中心地の本島にあり、功績を認められ人名として領地を与えられた船方衆の代表が塩飽全島の政治を行なった政所跡。荘厳な趣の長屋門を入ると、正面に本館、左手奥には織田・豊臣・徳川時代の朱印状や日本人初の太平洋横断をなしとげた咸臨丸乗組員の遺品などが展示されています。
笠島集落/丸亀市 笠島集落は、丸亀港の北方約9kmに位置する本島の東側にある港町。かつて海運業で栄えた船方衆が富を誇示するように粋を凝らした屋敷を建て、本瓦葺になまこ壁、古い土塀や格子窓……江戸・明治の建物がそのまま現存し、国の伝統的建造物群に指定されています。マッチョ通りやトウショジ筋など街路は外敵をまどわすため複雑に入り組んでおり、離島では全国的にもめずらしいもの。
瀬戸大橋(南北備讃瀬戸大橋) 与島と坂出の間に架かるのが、全長1,611mの北備讃瀬戸大橋と全長1,723mの南備讃瀬戸大橋。南備讃瀬戸大橋は、鉄道と道路の併用橋としては世界一の長さで、主塔の高さは194mもあり、橋桁の高さも海面から65mと、大型タンカーも楽にくぐり抜ける高さです。
瀬戸大橋(斜張橋)/坂出市 櫃石島と岩黒島を結ぶ斜張橋(手前が岩黒島橋、奥が櫃石島橋)は、白鳥が羽を広げたような優美な姿で瀬戸内海に羽を休めています。