道後温泉2/松山市 昔ながらの風情を伝える道後温泉本館。三層楼には、赤く光るギアマン(ステンドグラス)があり、その頂点には一羽の白鷺が翼を広げています。館内は、神の湯、霊の湯、皇族専用の又新殿があります。
子規記念博物館/松山市 俳人・歌人として明治の文壇にその名を刻む松山出身の正岡子規。道後公園内にある白いモダンな記念館では、人間・正岡子規をテーマごとに紹介するとともに、手紙・短冊・書籍約1万7千点を収集・展示。子規が夏目漱石と同居した愚陀仏庵も復元しています。
子規堂/松山市 近代俳句の父と称される正岡子規の旧宅を復元したもので、正宗寺境内にあります。瓦葺き平屋建ての居宅のなかには、愛用の勉強机や写生帳などの遺墨や遺品、約100点が展示されています。本堂の正面に子規の句碑があり、境内には夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場した客車も展示され車内に入ることもできます。
石手寺(仁王門)/松山市 石手寺は四国霊場88ヶ所第51番札所。重厚な趣の仁王門は3間1戸重層の楼門で、寺伝によると文保2(1318)年の建立。屋根は入母屋造り本瓦葺き、木割りも雄大で、均整のとれた美しい姿をみせています。蟇股(かえるまた)の彫刻は前後両面ともそれぞれ異なった唐草模様がほどこされ、楼門両脇には金剛力士像が配されています。鎌倉末期の楼門建築中の代表作と賞されており、国宝に指定されています。
石手寺(三重塔)/松山市 四国霊場88ヶ所第51番札所・石手寺の境内で静かにたたずむ三重塔は、国指定の重要文化財。3間3層、屋根は本瓦葺きで、宝珠・水焔・九輪・請花・覆鉢・露盤からなる鉄製相輪があります。屋根の反りも軽妙で、手法にはほとんど唐様がみられず、各層の均整のとれた調和も見事。その手法から楼門と同時代に建てられたといわれ、鎌倉時代の三重塔として県下唯一のものとなっています。