長浜大橋(肱川あらし)/長浜町 一級河川肱川の河口に架かる真紅の長浜大橋は、日本国内で現役最古のバスキュール式道路可動橋。長さ226m。幅5.5m。開閉部分は18m。昭和10年に完成し、船が橋下を通る時に一部が持ち上がるめずらしい仕組みになっています。町では秋から冬にかけて「肱川あらし」と呼ばれる特有の気象現象が発生。霧が巨大な雲海となり奔流し、すべてが幻想的な雰囲気にすっぽりとつつまれます。
佐田岬半島 東西約50kmの日本で最も細長い半島。瀬戸内海と宇和海に突き出た半島には、みかん畑とのどかな漁村風景が続いています。国道197号バイパスは、佐田岬メロディーラインと呼ばれ、半島を貫くように走ることができます。
佐田岬灯台/三崎町・佐田岬半島 佐田岬メロディーラインの終点から30分ほど歩けば、豊予海峡と遥か九州を背にした佐田岬灯台に着きます。灯台付近には旧陸軍砲台跡や蓄養池、名所椿山などがあり、夏にはキャンプや海水浴などで賑わいます。
内子の町並み(八日市護国地区)/内子町 江戸末期から木蝋(もくろう)や和紙などの生産で栄えた内子町。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている八日市護国地区には、宿場町の賑わいを残す町並みが残され、しっくい細工が施された土蔵や、なまこ壁に出格子のある通りが続きます。歴史民俗資料館や内子座など、建物の内部も見ることができます。
内子の町並み(上芳我邸)/内子町 上芳我家は、晒蝋の生産で繁栄した本芳我家の分家にあたり、その邸宅が木蝋の資料館として保存されています。旧家が残る内子町内でも、最も風格がある上芳我邸(国の重要文化財に指定)は、江戸から明治時代にかけての木蝋産業の隆盛をいまに伝えています。※木蝋は、ハゼの木の果皮から作られる脂肪で、採取したままのものを生蝋(きろう)、漂白したものを晒蝋(さらしろう)と言います。